この記事はこんな方のための記事です。
- ミクロソリウムを自分でも育てられるか知りたい
- ミクロソリウムがきれいなレイアウトを作りたい
- Co2がなくても育てられる水草を探している
ミクロソリウムは強いライトやCo2がなくても育てられるため、多くの水槽レイアウトで使用されています。
また、種類によって葉の形がちがい、どのようなレイアウトにでも合わせられるので人気が高いです。
水草水槽歴13年の私も、ミクロソリウムは好きな水草の1つです。
ただ、初めて買った時には「どうやって育てるの?」「どうやって増やすの?」とわからないことだらけでした。
数年経った現在では、育て方や注意点などが少しずつわかってきました。

そこでこの記事では、まだ飼育したことがない初心者の方に向けて、ミクロソリウムの育て方や増やし方について解説していきます。
この記事を読めば、ミクロソリウムがきれいに育ったきれいなレイアウトにすることができます。
他にもおすすめの陰性水草はこちらで紹介していますのでご覧ください。

ミクロソリウムは初心者でも育てられる陰性水草

ミクロソリウムは「陰性水草」と呼ばれる水草の仲間です。
「陰性水草」は強い光やCo2がなくても育つことや、成長がゆっくりなことが特徴です。
ここではその陰性水草であるミクロソリウムの特徴についてさらにくわしくお伝えします。
CO2添加・高光量がなくても育てられる水草
通常の水草は、強いライトがないときれいに育てることができません。
また、多くの水草はCo2を添加して、光合成を行わせることが必要です。
一方、ミクロソリウムはある程度の光があれば育ちますしCo2はなくても育ちます。
必要な光量 | 陰性水草メイン | 通常の水草 |
30cm水槽 | 500lm | 800lm |
45cm水槽 | 1000lm | 2000lm |
60cm水槽 | 1500lm | 3000lm |
強いライトやCo2のセットは初期費用がかかりますが、陰性水草は今ある水槽に入れてもほとんど問題ありません。
また、光が強くなくても育つので、レイアウトで他の水草の陰になる部分に植えたり、活着させても使えるところが重宝されます。
「活着」は石や流木などに水草がくっつくことです。
レイアウトについては後ほどくわしくお伝えしますが、とても使い勝手のよい水草であることは確かです。
ゆっくり成長するので手間が少ない
ミクロソリウムの特徴として「ゆっくり成長する」という点が挙げられます。
ゆっくり成長すると、トリミング(ハサミでカットする)手間が少なくて済むので管理が比較的楽になります。
ただ、ゆっくり成長する水草は葉にコケが付きやすいので、その点は注意が必要です。
ミクロソリウムの代表的な種類とその違い
ミクロソリウムの仲間は、大きく分けると次のような種類に分けることができます。
種類 | 葉の形 | 葉の大きさ |
プテロプス | 太く大きめ | 10~30㎝ |
ナローリーフ | 葉が細長くスリム | 10~15cm |
ウェンディロフ | 葉先が枝分かれ | 10~20cm |
トライデント | 三又に枝分かれした細葉 | 10~15cm |
基本的な育て方は同じですが、葉の形が異なるのでいろいろなレイアウトに使うことができます。
ミクロソリウム・プテロプス:人気で手に入りやすい種類

まずは「ミクロソリウムプテロプス」です。
大き目の太い葉が特徴でもっともポピュラーな種類といってもいいでしょう。
熱帯魚ショップなどでも置いているところが多く手に入りやすいです。
どのようなレイアウトにも合う形なので、迷ったらまずはこちらの種類から試してみるとよいでしょう。
ミクロソリウムの中では成長も早めで大きくなるため、中景(水槽中央)~後景(水槽の奥側)に配置するとよいでしょう。
ナローリーフ:細くてスマートな印象

ミクロソリウム・ナローリーフは、細長く細葉が特徴の丈夫で、初心者でも育てやすい種類です。
葉は最大で8~20cmほどまで成長し、幅は1~2cm程度で、一般的なミクロソリウムに比べて非常に細くスリムな形をしています。
プテロプスよりも細いので、すっきりした印象にしたいときには使いやすいでしょう。
密生させてボリュームがあるとカッコいい水草です。
葉はそこまで大きくならないタイプなので、中景くらいに配置してあげるとよいでしょう。
H3:ウェンディロフ:縮れた独特の形

ウェンディロフは、葉の先端が細かく分かれ、くしゃっと縮れたような独特の形をしています。
そのため、ひと目で「普通のミクロソリウムとは違う」と感じさせてくれる個性的な種類です。
レイアウトのアクセントとして使うと、水槽の中がぐっとおしゃれになります。
育て方は他の種類と同じなので、ちょっと変わった水草を楽しみたい方にもおすすめです。
成長はかなり遅く、小さめの葉なので、中景あたりにワンポイントで配置してあげるのがよいでしょう。
トライデント:三つ叉の葉でコレクション性あり

トライデントは、その名前の通り葉が三つに分かれているのが特徴です。
葉が大きめで目立つので、水槽のメインとしてレイアウトしてもよいでしょう。
この水草があるだけで結構カッコいいです。
店舗などでは、置いてあるところが少ない印象なので、専門の通販サイトやメルカリなどのほうが手に入りやすいと思います。
ミクロソリウムの育て方|基本の管理方法
ここでは、ミクロソリウムを健康にきれいに育てるための管理方法についてお伝えします。
「買ったのはいいけれど、うまく育たない」ということがないように、準備をしてから購入するのがおすすめです。
適した水温は20〜28℃

ミクロソリウムをしっかりと育てるためには、水温を20~28度に保つことが必要です。
熱帯魚用のオートヒーターは26度設定になっていますので、こちらを水槽に1年中入れておくだけで水温は問題ありません。
ただ、夏場は水温が上がりすぎてしまい日によっては30度程度になってしまうことがあります。
水温が高すぎると、調子を崩してしまい枯れてしまうこともあります。
エアコンなどを使用して、水温が上がりすぎないようにしましょう。
また、冷却ファンや水槽用のクーラーを使用して温度管理するのもよいでしょう。
水質は【弱酸性~中性の軟水】がよい
通常、水草の多くは弱酸性の軟水を好みます。
ミクロソリウムは、他の水草よりも少し幅広く「弱酸性から中性」「軟水~やや硬水」までは育てることができます。
ここまでを読んで「弱酸性とか軟水って何?」と思う方も多いですよね。
水質については少し難しいですが、初心者の方はとりあえず「ソイル」という土を水槽の底に敷くだけで大丈夫です。
土を固めた水草用のソイルは、水槽の水を弱酸性の軟水に近づける役割をしてくれます。

そのため、とりあえずソイルを使用しておけば、水草を育てやすい環境にすることができます。
また、ソイルは栄養系と吸着系というタイプがあるのですが、ミクロソリウムの場合は「栄養が少ない吸着系」のソイルをおすすめします。
おすすめの吸着系ソイルや、水槽に入れる量についてはこちらの記事でくわしく解説していますので、ご覧ください。

光量の強さとおすすめのライト

ミクロソリウムは「陰性水草」といわれるくらい、光が当たりにくい場所でも育つ水草です。
ただ、さすがに部屋の明かりだけで育つことはなく、水草育成用のライトが必要です。
一般的に、水草を育てるための光の強さについてはこの表をご覧ください。
ある程度の光はあったほうが健康に育ちます。私は、水草育成にはこのライトをおすすめしています。
わたしもこのライトを使用しており、きれいに育っています。
ライトについては、水槽サイズ別にこちらの記事にまとめていますので、ご覧ください。



Co2はなくてもいい
ミクロソリウムはCo2を添加しなくても枯れてしまうことはありません。
1週間に1~2回水替えをしてあげれば、水道水に含まれているCo2で育っていきます。
ただ、成長をはやくきれいに育てよう思うのであれば、Co2があるとさらによいです。
初心者の方からすると「どうやってCo2を水槽に入れるの?」「なんか難しそう」と思いますよね。
まず試してみたいのであれば、2000円くらいでCo2を水槽に入れることもできます。
Co2があれば、どんな水草でも育てられるように幅が広がりますので、おすすめです。
くわしくはこちらの記事をお読みください。

肥料の与え方と注意点
水草育成をしている方の中には「肥料とかはなくてもいいの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
結論からお伝えすると「ほぼいらない」です。
水草は、熱帯魚を飼育していると出る「窒素」や「リン」などを吸収して育っていきます。
「カリウム」は少し足りなくなるので、必要になる場合が多いのですが、これもソイルを使用することで補うことができます。
あまりにも肥料(養分)を多く与えすぎてしまうと、使い切れずにコケだらけになってしまうことがあります。
特にミクロソリウムは成長が遅いのでので、肥料の消費も少なめです。
そのため、できるだけ肥料は少なめという意識で育てていくとよいでしょう。
コケ対策
成長が遅い陰性水草は、葉の表面にコケがつきやすいです。
そのため、コケ対策としてエビを数匹入れることをおすすめしています。
「ヤマトヌマエビ」という種類のエビは、コケを自分でとって食べてくれる有名なエビです。

ヤマトヌマエビは1匹100円程度で、長生きするのでかならず入れておくことをおすすめします。
水草水槽のベテランでは「入れていない人はいない」くらい重要なエビなので、ぜひ入れてください。
水槽サイズと、ヤマトヌマエビの匹数の目安はこちらの表をご覧ください。
30㎝水槽 | 2~4匹程度 |
45㎝水槽 | 5~8匹程度 |
60㎝水槽 | 10~20匹程度 |
90㎝水槽 | 20~40匹程度 |

活着の方法|ミクロソリウムを流木や石に固定しよう
ミクロソリウムをお店で買ってから、どうやって育てるかわからない、という方のために流木や石などにくっつける(活着)方法や注意点についてお伝えします。
どの種類でも同じように活着させることができますので、ご覧ください。
活着させる方法はいくつかある
活着させるためには、買ってきた水草を流木や石に一定の期間くくりつけて置く必要があります。
すると、根が伸びてきて巻きつきしっかりと水草がくっついてきます。
水草を一定期間括りつける時に使うものとして、次のようなものがあります。
- 糸
- ビニタイ
- テグス
- 水草用接着剤
糸・ビニタイ・テグスなどは石などに巻き付ける時に使います。
水草用の接着剤は濡れていてもくっつくので取り扱いが簡単です。
ただ、接着剤の場合後から位置を変えられないので注意です。
ここからは、具体的にどのような手順で行うのかをお伝えします。
糸やビニタイ・テグスを使った固定方法
基本的には巻き付けるだけなので同じですが、今回は黒のビニタイを使用していきます。

まずは買ってきたポットやウールを取り外していきます。

ウールはゆっくりはがし、根や茎が傷つかないように注意していきましょう。
取りづらい場合は、水の中で行うとキレイに取れます。

ウールがキレイに取れたら、石などに巻き付けていきますが、この時長すぎる根は切ってしまっても大丈夫です。
ミクロソリウムの茎の部分と石をくっつけるようにビニタイで巻いていきます。

今回は1つの石に巻き付けましたが、大きい水草であれば、茎の部分を2つに切り、分けて活着させてもよいでしょう。
だいたい葉が3~5枚くらいあれば大丈夫です。
茎があまりなく、葉だけのものは数本まとめて細い茎の部分などを一緒に巻きつけておくとよいでしょう。
あとは、この石を好きなところに配置していくだけです。

水草用の糸は、1か月程度で自然に溶けてなくなってしまいます。
ミクロソリウムに使用すると、活着する前に溶けてしまい、葉が取れてしまうことがあります。
そのため、通常の糸やビニタイのほうがミクロソリウムには向いていると思います。
接着剤を使うときの注意点

水草用の接着剤を使用してミクロソリウムを活着させることもできます。
接着剤は、くっつけるのが簡単でいいのですが、取り外して配置しなおすことができないので注意して下さい。
接着剤をつけるときは、根の部分ではなく、茎の部分に少量だけ使用するようにしましょう。
あまりにもたくさんつけすぎてしまうと白くなって目立ってしまいますので気を付けてください。
あとは、しっかり乾いてから水槽内に入れるようにしてください。
水草用の接着剤は、濡れていてもしっかりとくっついて便利なので1つは持っていてもよいと思います。
活着するまで何日?浮かないコツと注意点
「ミクロソリウムが活着するまでにはどれくらいかかるの?」と疑問に思う方もいますよね。
ミクロソリウムの場合、1~2か月程度で活着します。
完全にしっかりと活着するまでには2か月くらいですね。
2か月たったら、確認をしながら糸やビニタイは外しても問題ありません。
巻いたままでも特に問題ないので、気にならなければそのままにしても大丈夫です。
ミクロソリウムのレイアウトのコツ
せっかく水草を買ったのだから、きれいでかっこいい水槽にしたいですよね。
そこで、ミクロソリウムを水槽のどこに配置すればきれいに見えるのか、おすすめのレイアウトの仕方についてお伝えします。
中景~後景に適した水草

ミクロソリウムは種類によっても違いますが、比較的葉が長い水草です。
そのため、上から水槽を見た時に真ん中(中景)~奥(後景)のほうに配置してあげるとよいでしょう。
あまりにも前面においてしまうと、葉が長くなった時に奥のレイアウトが見えずじゃまになってしまいます。
他の陰性水草と組み合わせるポイント

陰性水草は背が低いものが少ないため、前景として使用できるものはあまりありません。
そのため、中景~後景にかけては陰性水草を使用し、前景はボトムサンドなどで明るい色の砂を入れてあげるとかっこいい水槽になります。
具体的には、中景にはアヌビアスナナやナナプチなどを置くとよいでしょう。
光景には、背がかなり高くなるクリプトコリネバランサエなどを入れてもよいと思います。
もし、前景を緑の絨毯にしたい場合には、強い光のライトと、Co2の添加が必須になります。
絨毯にする方法はこちらの記事をご覧ください。


ミクロソリウムの増やし方|株分けのやり方とタイミング
活着させてからある程度水草が増えてくると「株分け」といって、他の場所に分けて増やしていくこともできます。
ここでは、ミクロソリウムの株分けの仕方についてお伝えします。
今回はミクロソリウム・ウェンディロフを使って紹介しますが、どの種類でも基本的に同じようにやれば大丈夫です。
茎を切り離して増やす方法
ある程度育ってくると、太い茎の部分が伸びてきます。
この茎を半分などに切って、2つに分けていくのが1つ目の方法です。
茎に葉が5枚くらいついているように切っていきましょう。
切った茎と葉は始めに行った「活着」をさせればよいので、わかりやすいと思います。
簡単に手順をお伝えします。






こうすると、また2か所で葉が増えていきます。
自然に出てくる子株を活用
2つ目は子株を使用することです。
葉の裏からは根のようなものが出て、そのあと小さい葉が出てきます。これを「子株」と呼びます。
この子株は静かに引っ張ってあげると外れますので、ある程度の大きさになったら外してあげると、また増やすことができます。
水槽環境や種類にもよりますが、子株が親株と同じ大きさに育つまでは3か月以上かかります。
そのため、子株で増やすにはかなり気長に待つ必要があります。
取り外した子株も、また石や流木などにくくりつけると、さらに葉が出てくるので増やすことができます。
ミクロソリウムの購入方法と安全な選び方
水草を購入する場合、どこで買えばいいのかわからないという方もいらっしゃると思います。
あまりよくないところで買ってしまうと、すぐに弱ってしまったり、スネール(貝)がついていたりすることもあります。
水草を購入するのは大きく分けると次の3つの方法です。
- 熱帯魚ショップ(店舗)で購入
- 専門のネットショップで購入
- メルカリで購入
それぞれよさがありますので、ご自分に合った方法で購入してくださいね。
ショップの水槽をよく見て購入

ホームセンターや熱帯魚ショップなどでは、水槽の状態をよく見て購入するようにしましょう。
水槽がコケだらけになっていたり、水が汚かったりするショップでは管理が甘い場合があります。
そういうショップで買うとあまりいいことがないんですよね・・・。
「近くによいショップがない」「見てもよくわからない」という方は、専門のネットショップで購入することをおすすめします。
ネットショップで購入するときの注意点
専門のネットショップは、管理がしっかりとしていて対応もいいので初心者の方にはおすすめです。
私も何回も使用していますが、しっかりと健康な水草が届きます。
ただ、夏場や冬場など気温の変化が激しい時には注意が必要です。
例えば、到着するときに外出してしまい、受け取れなかったとします。再配達になってしまうと、もし水草が弱ってしまったとしても保障外になってしまうのです。
そのため、生体(魚や水草)が到着する時には必ず家にいるようにしてください。
メルカリで購入すると安い
ネットショップよりもやや信頼性は劣りますがメルカリで購入すると水草を安く手にすることができます。
個人で飼育している方が多いため、100%安全で安心とは言い切れませんが、悪い状態のものが届いたこともありません。
私は、出品している方の評価を見てから購入しますが、安く購入できるので利用しない手はないでしょう。

ミクロソリウムのトラブル対策|枯れる・溶ける原因と対処法
ミクロソリウムを育てていると、茶色くなってしまったり、溶けてなくなってしまうこともあります。
なぜ枯れてしまうのか、茶色くなったらどうすればよいのかについてお伝えします。
ソイルに植えるのはよくない?

ミクロソリウムは「根をソイルに植える水草」ではなく、流木や石にくくりつけて、活着させて育てるタイプの水草です。
そのため、ソイルに植えてしまうと根腐れを起こしてしまうことがあります。
これが原因で株全体が弱って、枯れてしまうケースも多いです。
私も、初めて買った時によくわからずにソイルに植えてしまい、葉が黒くなって溶けてしまったことがあります。
「ソイルには植えず、根をむき出しの状態で固定する」というのが、ミクロソリウムの基本的な育て方です。
茶色くなる・透明になる原因とは
ミクロソリウムの葉が茶色くなったり、透明になって溶けてしまうのは、以下のような原因が考えられます。
- 水質が悪化している
- 光が強すぎる・逆に弱すぎる
- 栄養不足(カリウムや鉄分が足りない)
- 根腐れしている(前述の通り)
水槽の状態やライトの強さ・点灯時間によっても違うので「これが原因」とはいえないことが多いです。
ただ、やはり水の状態がよくないというケースが多いと思います。
水草、特にミクロソリウムは新しい水が好きです。
そのため、調子が悪くなってきたらすこし水を替えるのを増やしてあげるとよいでしょう。
また、長期間フィルターの掃除をしていなかったり、コケがひどくなった水槽では元気をがなくなってしまうので、水槽をきれいな状態に保つようにしていきましょう。

根腐れや水質悪化の予防法
根腐れや水質の悪化を防ぐためには、以下のような点に注意しましょう。
また、古い葉は自然に枯れていくこともあるため、すべてが異常とは限りません。
葉の一部が茶色くなってきたときは、思い切ってトリミングしてあげるのも効果的です。
調子が悪いときの対策をまとめます。
- ミクロソリウムの根はソイルに埋めず、流木や石に活着させる
- フィルターのろ材は定期的に掃除する(2か月に1回程度)
- 水換えは週1回を目安に行う(全体の1/3程度)
- 栄養添加剤(液肥)を少しずつ使う(とくにカリウム)
- 古くなった葉は定期的にカットして、コケや枯れを防ぐ
これらのケアをしていけば、ミクロソリウムはまた元気な緑色の葉を展開してくれます。
枯れたからといってあきらめず、根や新芽が生きていれば再生も十分可能です。
よくある質問(FAQ)

よくある質問についてお答えします。
どんな魚と相性がよいですか?
どのような魚とでも一緒に飼育することができます。
初心者の方には「ネオンテトラ」や「グッピー」などの小型熱帯魚をおすすめしています。
私が個人的に一番好きなのは「グリーンネオンテトラ」です。キラキラしていて、ミクロソリウムの濃い緑の中でも目立ちます。
また、丈夫で育てやすくきれいな熱帯魚もたくさんいます。
こちらで【初心者におすすめの熱帯魚10選】も合わせてお読みください。
活着におすすめの石はありますか?
石や小さめで動かしやすいものに活着させると使い勝手がいいです。
個人的にはぼこぼこしていて巻きやすい「溶岩石」をおすすめします。溶岩石は水槽の硬度などにも影響しないので、扱いやすい石です。
まとめ|ミクロソリウムは水槽の主役になれる水草
ミクロソリウムは、初心者でも育てやすい割に、水槽の主役にもなれる水草です。
また、種類も豊富なのでミクロソリウムだけでもカッコいい水槽をつくることも可能でしょう。
まずは1種類だけでも育ててみるとその魅力が分かると思います。
ぜひ試してみてください。
もし種類で迷っている方は「ナローリーフ」が扱いやすくいのでおすすめです。