この記事はこんな方のための記事です。
- 水面に細かい泡が残ってしまい困っている
- 一刻も早く細かい泡を消して、キレイな水面にしたい
- 細かい泡を発生させない方法を知りたい
水面に残る白く細かい泡。

見た目もよくありませんし、一度気になるとずっと気になって何度も水面を見てしまいます。
なんで消えないのかなぁ。原因もよくわからないし
主な原因はタンパク質です。
バクテリアを増やし、水を循環させれば自然と消えますよ!
金魚や熱帯魚などの水槽を管理して12年以上になる私も、以前は水面がきれいにならず悩んだことがあります。
しかし現在ではきれいな水面を見て、毎日水草や熱帯魚の育成を楽しんでいます。

そこで、この記事では水面の泡の原因と、すぐに泡を消す方法、発生させない対策についてお伝えします。
これが分かればきれいな水面になりますよ。
細かい泡の原因はタンパク質
細かい泡の原因はタンパク質です。
タンパク質って具体的には何?
水槽の中にあるタンパク質は次のようなものです。
- エサ
- 魚のフン
- バクテリアの死骸
魚のエサやフンに含まれるたんぱく質が分解されず、水面にたまると泡が消えなくなります。
エサをあげすぎると、食べ残しやフンの量も増え、水槽の汚れていきます。
また、水をきれいにしてくれる「バクテリア」の死骸がタンパク質として水槽に溜まっていくこともあります。
すぐに水槽の細かい泡を消す方法

水面の泡は見た目もよくないので、一刻も早く消したいものです。
ここでは、まずはすぐに泡を消す方法についてお伝えします。
スキマーで水面を循環させる
もっとも効果的なのは、スキマーを使用することです。
「スキマー」は水面の汚れや油膜など取り除いてくれる機械のことです。
費用はいくらかかかりますが、これを使うと水面がピッカピカになります。
5分後にはこの通り水面がきれいになります。

私が使用しているのは「エーハイムスキマー350」です。
水面がみるみるきれいになっていくのが気持ちいいです。
エアレーションで水面を揺らす

エアレーション(ブクブク)を付けて、水面を循環させることも有効です。
ブクブクと気泡が出て水面ではじけるため、水面をかき混ぜてくれます。
また、タンパク質を分解するバクテリアも増えるので、エアレーションのメリットは大きいです。
水替えをして汚れを水槽外に出す

水槽内の汚れが溜まると、水面に細かい泡が出やすくなります。
そのため、定期的に水替えをして汚れを水槽外に出してあげることが必要です。
水替えの際には、水槽の上のほうではなく底のフンやエサの食べ残しを吸い出すようにしていきましょう。
細かい泡を発生させないための対策

細かい泡が発生しているときには、次の3つのことを意識する必要があります。
- 水槽の汚れを減らす
- 水槽をきれいにするバクテリアを増やす
- 水の循環をよくする
細かい泡はタンパク質が浮いているなど、水槽内のろ過がうまくいっていない場合がほとんどです。
そのため、汚れを減らすと同時に水をきれいにするバクテリアを増やしていくことで発生を防ぐことができます。
エサの回数・量を見直す

エサには油分やタンパク質など、汚れの原因となるものが多く含まれています。
しかし、エサをまったくあげないというわけにはいきません。
熱帯魚であれば、2日に1回程度で大丈夫です。金魚でも1日に1回あげれば十分です。
魚の様子を見ながら、あまりエサをあげすぎないようにしていきましょう。
量についても、エサが水槽の底にたまるまえに魚が食べきれるくらい少量にしましょう。
フィルターの能力を上げる

水をきれいにする心臓部がフィルターです。
フィルターの能力が低いと、水をきれいにすることができず汚れが分解されません。
一般的に、水槽とセットになっているフィルターはこのようなフィルターです。


このようなフィルターは安価なのですが、そこまでろ過能力が高くありません。
そのため、ろ過能力の高いフィルターに変えるとより水がきれいになりやすいです。
じゃあどんなフィルターにすればいいの?
もっともおすすめなのは外部フィルターとです。やや高価ですがろ過能力は抜群です。
私も外部フィルターに変えてから、水の臭いや汚れなどはほとんどなくなりました。
フィルターを替えるだけで水槽はきれいになります。
特にろ過能力の高いフィルターはこちらからご覧ください。
ろ材を変えてろ過能力を上げる

フィルターを替えられない場合は、ろ材を変えることでもろ過能力を上げることができます。
スポンジなど、ゴミをこし取るためのろ材だけでは、バクテリアを増やすことができません。
そのため、バクテリアが住み着くためのろ材を入れることで、ろ過能力を向上させることができます。
詳しい方法についてはこちらをご覧ください。
カルキ抜きを見直す

カルキ抜きの中には魚の粘膜を守る「粘膜保護」の成分が入っているものもあります。
粘膜保護の成分が含まれているを入れると、少しだけ水に「とろみ」が出ます。
とろみが出ると水面の泡も消えづらくなりますので、カルキ抜きもぜひ見直してみてください。
私は今まで10種類以上のカルキ抜きを使用してきましたが、粘膜保護の成分がなく、価格の安いカルキ抜きで十分であるとわかりました。
こちらの記事では価格がやすくコスパがいいカルキ抜きを紹介しています。
まとめ:ろ過能力を上げることで細かい泡は消えていく
ここまでをまとめます。
最も簡単な方法はスキマーを使用することです。
私も試行錯誤をした結果、道具に頼るのが一番手っ取り早かったです。
水槽は上から見ても楽しいものです。
みなさんの水槽がキレイになることを願っております。