この記事はこんな方のための記事です。
- 水槽がすぐに汚くなってしまう
- 外掛けフィルターのろ過能力を向上させたい
- 水槽の水の臭いやコケをどうにかしたい
外掛けフィルターは、水槽とセットになって売られている一般的なフィルターです。
この外掛けフィルターは、そのまま使ってもろ過能力はあまり高くありません。
しかし、フィルターに入れるろ材を工夫することで、水の臭いをなくしたり、コケを抑えたりすることができるようになります。
私はこの改造した外掛けフィルターで水槽を管理しています。
今回は、水槽の調子が悪い方のために外掛けフィルターの能力をアップさせる方法をお伝えします。
この記事を読めば、水槽の臭いやコケを抑え、きれいな水槽を管理することができるようになりますよ。
フィルターの中に入れる「ろ材」を変えるだけで劇的にろ過能力がアップします!
さらに高いろ過能力で水をピカピカにしたい方はこちらをご覧ください。
外掛けフィルターのろ過能力が高くない理由
外掛けフィルターの能力があまり高くない理由は、ろ材を入れるスペースが圧倒的に少ないからです。
さらに、一緒になっているろ材はウールマットと活性炭が一緒になっているものです。(このようなタイプ↓)
このろ材は、ゴミをこし取ることはできますが、コケを抑えたりすることは難しいです。
なぜなら、バクテリアが増えていかないからです。
- バクテリア
- 水の中の汚れを分解してくれる小さい微生物のこと。
バクテリアはろ材に住み着き、増えていきます。
バクテリアを増やすためのろ材を入れる
では、バクテリアが増えるろ材とはどのようなものでしょうか。
それは目に見えるゴミを取るウールマットやスポンジではなく、バクテリアを増やすための専用のろ材です。
外掛けフィルターでも、バクテリアが増えるろ材を入れることで、水をきれいにする力を高めることができます。
おすすめのろ材 サブストラットプロ
おすすめするろ材は「サブストラットプロ」というろ材です。
小さい球状のろ材なので、容量が多くない外掛けフィルターにもたくさん入れることができます。
ここにバクテリアが住み着いて
水をきれいにしてくれます。
さらに、こちらは半永久的に使えるので、毎回ろ材を買い替えることがなくなります。
外部フィルター用のろ材を、毎月買わなくてもよくなるので、金銭的にも負担になりません。
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ここからは、このろ材をどのように使用するのかをお伝えします。
ろ過能力を最大限に引き上げるための仕切り
外掛けフィルターの構造上、ろ材と水が触れる時間がかなり短くなります。
そのため、外掛けフィルターを少しだけ改造していく必要があります。
こうすれば、すべてのろ材を最大限に使うことができ、ろ過能力も大きくアップします。
作成の仕方は次の通りです。
外掛けフィルター改造の手順
まず、今使っているフィルターをきれいにします。
次に、100均などで売っている下敷きをはさみで切ります。
この時、仕切りの幅になるように合わせて切ります。隙間が空かないように調整をしてください。
次に、少しだけサブストラットプロを入れます。
次に、そこに先ほど切った下敷きを入れていきます。
このように下の部分が少し開くように差し込みます。
サブストラットがあるので、2センチくらい、下に隙間がある状態になります。ここを水が通ります。
細かく計算しなくても「少し間が空いていればいい」それくらいの感覚で問題ありません。
このフィルターは仕切りが3つなので、3枚入れていきます。
開いているところにサブストラットを入れていきます。
これで蓋をして、水槽につければ完成です!
これで、すべてのサブストラットプロに水が触れることになり、バクテリアが定着しやすくなります。
メンテナンス(掃除)の方法
物理ろ材(ゴミをとる)をまったく入れていないので、ゴミは少しずつ溜まります。
メンテナンスを時々してあげると、きれいな水を保つことができます。
吸い込み口のストレーナーを時々きれいにしてあげることと、サブストラットを飼育水でとゆすいであげるといいです。
1~2か月に1回くらいで大丈夫です。
掃除の仕方
バケツに飼育水(その水槽の水)をとります。
そこに、ろ材を入れて、手でやさしくかき混ぜてゴミを浮かせます。
最後にサブストラットをフィルターの中に戻しておしまいです。フィルターの中も飼育水ですすいであげるといいです。
さらに高いろ過能力を求めるなら外部フィルターを
ここまで外掛けフィルターを改造して、ろ過能力をアップする方法をお伝えしてきました。
さらに、高いろ過できれいな水槽を求めるのであれば「外部フィルター」をおすすめします。
外部フィルターを使用するメリットは以下の通りです。
- ろ材がたくさん入るので、ろ過能力が圧倒的に高い。
- 二酸化炭素が逃げず、水草の育成に向いている。
- 高い静音性で音が気にならない。
ろ材がたくさん入るので、ろ過能力が圧倒的に高い
外掛けフィルターろ材容量はLサイズで1.3Lであるのに対し、外部フィルターの容量は約4Lです。
外部フィルターのろ材容量は水をきれいにするろ材が3倍程度多く入ることになります。
それはつまり「水をきれいにする力が3倍高い」と同じ事になります。
二酸化炭素が逃げず、水草の育成に向いている
外掛けのフィルターは水槽の上から水を落として循環をさせます。
この時、バシャバシャと水面が波打つことで、水草育成に必要な二酸化炭素が空気中に逃げてしまいます。
水草を育成する上では、二酸化炭素は必要不可欠なので、外掛けフィルターは水草育成には不向きです。
一方で外部フィルターは、パイプを通して水中に水を流すことができます。
水面が波打つことがありませんので、二酸化炭素を水中にとどめておくことができます。
今後水草を育成したいと考えているのであれば、外部フィルターを購入することをおすすめします。
高い静音性で音が気にならない
外部フィルターをおすすめする理由の1つに「高い静音性」があります。
水槽は主に生活するリビングに置いている方が多いでしょう。
昼間は気にならなくても、夜静かな時に水槽のフィルター音やバシャバシャという水の音は意外と響くものです。
外部フィルターはモーター音などもせず、水面を揺らさないので水の音も響きません。
水撥ねもしないので、水槽回りが汚れることもありません。
そういった意味でも、外部フィルターを導入するメリットは大きいです。
まとめ
今回のまとめです。
- サブストラットプロを入れると、ろ過能力がアップする。
- ろ過能力を上げることで、コケやにおいを抑えることができる。
- サブストラットは長期間使えるのでコスパがいい。
少しの手間できれいな水槽をながめることができるのであれば、やらない手はありません。
そしてさらにろ過能力を高めるのであれば、外部フィルターをおすすめします。
外掛けフィルターの何倍もの速さで水をきれいにしてくれますよ。