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水槽に石を入れる前に知っておきたい!入れてはいけない石とおすすめ石について解説

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この記事はこんな方のための記事です。

  • 拾ってきた石を水槽に入れられるか知りたい
  • 魚にとってどのような影響があるのか知りたい
  • できるだけ安く水槽に石を入れたい


メダカや金魚・熱帯魚など、ほとんどの水槽の底には砂や石を入れてレイアウトをします。

しかし、専用のモノを購入すると高くつきますし、いい形のものを買えるとも限りません。

できるならその辺で拾ってきたものや、ホームセンターなどで買ってきた安いものを入れたいという方も多いでしょうか。

熱帯魚水槽歴13年になる私も、以前はお金がなかったため拾ってきた石を適当に入れていたことがあります。

現在では、購入したものをレイアウトして楽しんでいます。

そこでこの記事では、水槽に入れてはいけない石や水槽に入れるおすすめの石について紹介します。

この記事を読めば、安く安全に水槽に石を入れることができます。

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水槽に入れてはいけない石

水槽に入れてはいけない石は次の通りです。

  • 道端に転がっている石
  • 金属が含まれている石
  • ph(水質)を大きく変化させる石
  • 魚を傷つける可能性がある石

道端に転がっている石

その辺の道に転がっている石の中には「これよさそう」と思えるものがあります。

ただ、このような石には農薬や除草剤などが付着している可能性があります。

特に、水槽にエビの仲間がいる場合には農薬が入っただけで全滅してしまう可能性があります。

そのため、いくら形がよくても道端にある石は入れないほうがいいでしょう。

金属が含まれている石

金属は魚にとって有害になるものがあります。

  • 鉛(なまり)


鉄鉱石などの鉱物は、水槽に入れると魚にとって有毒になる可能性があります。

そのため、金属が含まれているものは入れないようにしてください。

ph(ペーハー)を大きく変化させる石

水質をアルカリ性にかたむけてしまう石もできるだけ避けましょう。

  • 石灰岩
  • コンクリートなど

魚によってはアルカリ性を好むものもいますが、できるだけ大きな変化は避けたいところです。

特に水草は「弱酸性」を好むものが多いため、アルカリ性になるとうまく育たないことが考えられます。

石灰岩やコンクリートはアルカリ性に傾けてしまうことがあります。

phを大きく変化させる石は入れないのがおすすめです。

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魚を傷つける可能性がある石

鋭利な石などは魚のヒレなどを傷つけてしまう場合があります。

特にベタなどヒレが大きい魚にとってはよくありません。

鋭利な石があるとヒレがボロボロになってしまうこともあります。

また、水槽を傷つけてしまう可能性もありますので、あまりにも鋭利なものは避けるのがよいでしょう。

水槽に入れてもいい石

ここまで、水槽に入れてはいけない石についてお伝えしてきました。

基本的には、拾った石を水槽に入れるのはリスクが伴うということがお分かりかと思います。

ここからは、「どうしてもお金をかけずに石を入れたい」という方に向けて、入れてもいい石をお伝えします。

川など水辺にある石

川や水辺にある石は、水質を変化させるものが少ないため入れられる場合が多いです。

ただし、虫や水槽に入れないほうがいい草などもついている可能性がありますので、しっかりと処理を入れてから入れるようにしましょう。

処理については、のちほど説明します。

ホームセンターでばら売りになっている石

ホームセンターなどでばら売りしている石も、水槽に入れることはできます。

ただし、モノによってはアルカリ性などに傾けてしまう可能性がありますので、店員さんに聞いてみてください。

処理をしっかりしてから入れよう

水辺で拾ってきた石や、水槽用の石でないものについては、しっかりと処理をしてから水槽に入れるようにしましょう。

手順は次の通りです。

  • ブラシなどでゴシゴシ洗う
  • 漂白剤につける
  • 水でよく洗う
  • カルキ抜き剤につける

ブラシなどでゴシゴシ洗う

まずは、大きめのブラシなどで石の表面をゴシゴシとこすりましょう。

付いている土や汚れ小さい虫などがとれますので、きれいに洗い流しながら行ってください。

漂白剤につける

殺菌をし、石の表面をきれいにするために漂白剤につけるといいです。

漂白剤の代わりに、沸騰したお湯をかけて消毒をする場合もあります。

個人的には漂白剤のほうが簡単なのでおすすめです。

キッチン泡ハイターなどは水槽用品で使いやすいのでおすすめです。

水でよく洗い流す

漂白剤はそのまま水に入れるとよくないので、流水でよく洗い流してください。

漂白剤が残っていないようになれば大丈夫です。

カルキ抜きにつける

水で洗い流すだけでも漂白剤は落ちますが、念のためバケツに水を入れて石を沈め、カルキ抜き剤を多めに添加するとよいでしょう。

こうすると、石の表面に残っている漂白剤の成分が抜けますので、水槽に入れる仕上げとして行っておきましょう。

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あくまで自己責任で

拾ってきた石を水槽に入れるのはリスクがあります。

そのため、あくまで自己責任でお願いします。

個人的には、水槽用の石はかっこいいものが多く、安心なので購入したほういいかなと思っています。

水槽に入れるおすすめの石

「いちいち処理するのが面倒だな」という方は、水槽用の石を買ったほうが早いです。

ここからは、比較的安くて使いやすい石を5つお伝えします。

青華石

青みがかかった石で、灰色や白色の模様が入っています。

表面の凹凸が独特で、自然な雰囲気があります。

水草水槽との相性がよく、キレイに見えるので多くの方が使用しています。

かっこいいので、私も多用しています!

風山石

黒灰色の石で、長い年月の雨風で削られたような質感があります。

自然な風合いなので、できるだけ自然を感じさせるレイアウトにしたい方におすすめです。

大きめのモノは草原レイアウトや、石組レイアウトなどに使われます。

溶岩石

ごつごつとした黒色の石です。

ウィローモスなどが活着(くっつく)しやすい石ですので、陰性水草などを中心にしたレイアウトにもあります。

水質をややアルカリ性に傾ける性質もあります。

木化石

木が地層に埋もれて石になったものです。

年輪などの模様があり、黄色がかっているのが特徴です。

置いただけで目を惹くので、石を目立たせたい方にはおすすめです。

気孔石

表面に穴の開いたようなくぼみをもった石です。

レイアウトだけでなく、小さなエビの隠れ家にもなります。

こちらもごつごつとした力強い印象なので、山岳レイアウトなどにもよく使用されます。

まとめ

ここまでをまとめます。

  • 道端に落ちているものは使用しないほうがよい
  • 水辺にあるものは入れられる可能性あり
  • 処理はしっかりしてから入れよう
  • 専用のものは安心でカッコいいのでおすすめ


価格を抑えるのであれば、専用の石以外のものを使用することもできます。

ただし、手間がかかりますしリスクがあるのであまりおすすめしません。

専用の石は、水槽に入れるだけでいいレイアウトになるものが多いので、個人的にはそちらをおすすめします。

私は青華石を愛用していますので、迷ったらこちらをおすすめします。

ぜひカッコいい水槽を作ってみてくださいね。