熱帯魚育成

【30cmキューブ水槽に入れるおすすめ生体を紹介!単独飼育や飼ってはいけない熱帯魚も

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この記事はこんな方のための記事です。

  • 30cmキューブで何を飼おうか迷っている
  • 30cmキューブにおすすめの生体を知りたい

30cmキューブ水槽は、メイン水槽やサブ水槽としても気の水槽です。

しかし、30cmキューブの水量は多くなく、たくさん数を飼うことはできません。

入れたい生体が多い場合は迷ってしまいますよね。

そこでこの記事では、熱帯魚水槽歴12年になる私が、30cmキューブ水槽におすすめの生体飼える数についてお伝えします。

これが分かれば初心者の方でも自分に合った生体を選ぶことができます。

まずは結論からお伝えします。

  • 中型の熱帯魚は30㎝では飼いづらい
  • 30㎝キューブには小型熱帯魚がおすすめ
  • 小型熱帯魚であれば10匹~15匹くらいがおすすめ
  • 混泳できる熱帯魚と1種類での飼育しかできない熱帯魚がいる


30㎝キューブは小型水槽の仲間に入ります。そのため、中型~大型の熱帯魚を飼育すると手狭になり難しいです。

特に人気の高いエンゼルフィッシュなどは中型の熱帯魚なので、30㎝キューブでの飼育はおすすめしません。

初心者の方でも飼育できるおすすめの小型熱帯魚はこちらです。

混泳させるならこちら

・グリーンネオンテトラ
・アカヒレ
・ネオンテトラ
・カージナルテトラ
・ファイヤーテトラ
・ゴールデンプリステラ
・メダカ

1種類だけにするならこちら

・ベタ
・スマトラ

30cmキューブ水槽には小型熱帯魚が合う

30cm水槽は一般的に「小型水槽」に分けられます。

そのため、体長が大きくなる魚は入れることができません。

体長が3~4cm程度の小型の熱帯魚を飼育するのがよいでしょう。

中型の熱帯魚を飼育したいのであれば45~60cm水槽の購入をおすすめします。

30cmキューブ水槽におすすめの生体【混泳】

ここでは、混泳させることができるおすすめの生体をお伝えします。

小型の熱帯魚を混泳させることでカラフルな色合いになります。

お好みの色合いを探してみてください。

グリーンネオンテトラ

名前グリーンネオンテトラ
価格120円~150円
大きさ1cm~3cm程度
群泳する
色合いシルバー・緑
泳ぐ場所水槽の中間層

グリーンネオンテトラは温和な性格で、他の魚を攻撃しません。

また、群れで泳ぐことが多いのとても見栄えがいいです。

エメラルドグリーンのような緑が非常にきれいな熱帯魚です。

ネオンテトラやカージナルテトラに比べるとやや小さめですが、水槽内でキラキラと輝くように見えるので、どの水槽に入れてもきれいです。

飼うのであれば5匹以上いるときれいです。

アカヒレ

名前アカヒレ
価格100円~1000円
大きさ3~4cm程度
群泳する
色合いシルバー・赤
泳ぐ場所水槽の中間・上部


アカヒレの特徴はなんといっても「丈夫さ」です。

「コップで飼える」と言われているほどで「コッピー」という別名で呼ばれることもあります。

珍しい品種でなければ1匹100程度で購入することができます。

初めて熱帯魚を飼う方にはおすすめの熱帯魚です。

ネオンテトラ

名前ネオンテトラ
価格80~150円
大きさ3~4cm程度
群泳する
色合い青・赤
泳ぐ場所水槽の中間・上部

グッピーと並び、小型熱帯魚の代表種です。

価格も安く丈夫、さらに見栄えもいいことから人気です。

小型熱帯魚に入れてもキレイに見えるので、初心者にもおすすめです。

カージナルテトラ

名前カージナルテトラ
価格120~150円
大きさ2~4cm程度
群泳する
色合い青・赤
泳ぐ場所水槽の中間層

ネオンテトラと似たような色合いをしていますが、赤のラインが尾ひれまでつながっているのが特徴です。

ネオンテトラは全体が青なのに対して、カージナルテトラは青と赤のバランスが非常にきれいです。

カージナルテトラも水槽の中間を群泳しますので、大変見栄えがいいです。

さらに、水質の変化にも強いので、初心者の方でも安心して飼うことができます。

ファイヤーテトラ

名前ファイヤーテトラ
(レッドテトラ)
価格150~200円
大きさ3~4cm程度
群泳あまりしない
色合い目のまわり:赤、体:銀、尾びれ:縞模様
泳ぐ場所水槽の中間

赤色の熱帯魚でおすすめなのがファイヤーテトラです。

別名レッドテトラとも呼ばれています。

赤色の発色がよく、どの水槽に入れても見栄えがします。

ネオンテトラやグリーンネオンテトラなど、青・緑の中にファイヤーテトラがいるだけでかなり存在感があります。

水槽によっては群栄しないこともあります。

どちらかというと、アクセントとして5匹程度入れるのがおすすめです。

ゴールデンプリステラ

名前ゴールデンプリステラ
価格150~300円
大きさ3~4cm程度
群泳あまりしない
色合い黄色・透明色
泳ぐ場所水槽の中間・上部

黄色の体と、透明色の胴体部分が美しい熱帯魚です。

プリステラの仲間は泳ぎ方も少し変わっているので見ていて飽きないよさがあります。

その場でホバリングのようにとどまっているようなときもあります。

仲間と一緒にいることが多いですが、必ず群泳をするかというとそうでもありません。

温和な性格なので、多種と混泳をしても問題ありません。

30cmキューブ水槽におすすめの生体【1種類だけ】

30cmキューブ水槽に限らず、同じ種類だけで飼ったほうがよい生体がいます。

他の種類と混泳させてしまうと、攻撃をしたり、いじわるをしたりする魚です。

ここでは、1種類だけの飼育に向いている魚を紹介します。

ベタ

名前ベタ
価格500円~10000円以上
大きさ5~7cm
群泳しない(できない)
色合い赤・青・白など多種
泳ぐ場所水槽の中間~上部

ベタは小型の水槽で飼われることが多い魚です。

他の魚との縄張り争いでよく攻撃をするため「闘魚」とも呼ばれるほどです。

さらにベタは、1つの水槽に1匹で飼わなくてはなりません。

同じベタという種類であっても、同じ水槽に入れるとケンカしてしまいます。

そのため、30cmキューブで2匹飼いたい場合は、仕切りなどをして顔を合わせないようにする必要があります。

1匹でしか飼育できないというデメリットはありますが、泳ぐ姿が美しいことから好んでいる方もたくさんいます。

スマトラ

名前スマトラ
価格200~300円程度
大きさ5~7cm
群泳少しする
色合い白・黒・やや赤など
泳ぐ場所水槽の中間層

スマトラはコイの仲間で、縞々の模様が特徴の魚です。

活発に泳ぎ、比較的丈夫なので誰にでも飼うことができます。

ただし、他の種類の熱帯魚との混泳はできません。

他の種類と一緒に入れてしまうと、いじわるとして攻撃をしたり追っかけまわしたりしてしまうので、スマトラのみで飼うようにしましょう。

コケ取りにおすすめの生体

コケ取りにおすすめの生体は30cmキューブでも活躍します。

  • オトシンクルス
  • ヤマトヌマエビ
  • ミナミヌマエビ

オトシンクルス

ガラス面のコケを取ってくれる熱帯魚です。

30cmキューブであれば1~2匹くらい入れてあげるのをおすすめします。

ただし、そこまでコケ取り能力は高くありません。

ヤマトヌマエビ

コケ取り生体の代表種で、多種のコケを食べてくれます。

特に水草についたコケを食べてくれるので、水草水槽の管理には必須です。

30cmキューブであれば3~5匹程度入れたいところです。

ミナミヌマエビ

ヤマトヌマエビよりも小さいコケ取り生体です。

「大きいエビはちょっと・・・」という方には、ミナミヌマエビをおすすめします。

ただし、ミナミヌマエビはコケ取りの能力がやや低く、繁殖してしまうので注意です。

おすすめしない・注意が必要な生体

ここでは、30cmキューブ水槽でのおすすめしない生体について解説します。

おすすめしない熱帯魚の特徴は次の通りです。

  • 中型の熱帯魚
  • 繁殖する熱帯魚

中型の熱帯魚は、30cmキューブ水槽にはおすすめしません。

飼える数も少なくなってしまいますし、水量が少ないため水の汚れも多くなります。

飼えないことはありませんが、飼うのであれば60㎝水槽以上をおすすめします。

また、繁殖する熱帯魚も生体が多くなりすぎてしまうため初心者の方にはあまりおすすめしません。

エンゼルフィッシュ

熱帯魚の代表格とも入れるエンゼルフィッシュですが、30cmキューブにはあまりおすすめしません。

おすすめしない理由

・体長が10~15cmで大きすぎる
・縄張り争いなどでいじめやすい
・混泳できない

エンゼルフィッシュは見た目も美しく人気なのですが、飼うためには60cm以上の水槽が必要です。

30cmでは小さくなり、ヒレなどが水槽に当たってしまいます。

また、混泳できない熱帯魚なので1度買ってしまうと他の熱帯魚を入れることができないデメリットもあります。

グッピー

グッピーは初心者にも人気なのですが、30cmキューブで飼うとなると注意が必要です。

グッピーは繁殖しやすい魚です。そのため、数が増えてしまうと容量が足りなくなってしまいます。

オスだけで飼うなど、繁殖しないようにすれば30cmキューブでも十分に飼うことができます。

30cmキューブ水槽に入れられる生体の数

30cmキューブ水槽では、少数の生体を入れて楽しむことをおすすめします。

具体的には、小型熱帯魚であれば10匹~15匹程度が限界だと考えます。

また、フィルターの能力によってもろ過能力が異なりますので、飼える数も変わります。

最もろ過能力が高い外部フィルターであれば、水をきれいに保つことができます。

まとめ

以上30cmキューブ水槽におすすめの生体や注意点についてお伝えしてきました。

初心者にも、経験者のサブ水槽としても重宝する30cmキューブ水槽のよさを生かしていただければと思います。