この記事はこんな方のための記事です。
- かっこいい水草レイアウトを作りたい
- 石や流木に活着する水草が知りたい
水草がたくさん生い茂った水槽って、かっこいいですよね。
水草はソイル(土)に植えて育てるのが一般的ですが、流木や石に活着させて育てる水草もあります。
今回紹介する「ハイグロフィラ・ピンナティフィダ」も、そんな活着する水草のひとつです。

水草水槽ではよく使われますね。
細長いギザギザの葉が特徴で、比較的育てやすく、レイアウトの幅を広げてくれる水草です。
水槽歴13年の私も好きな水草なので、60㎝水槽で育てています。


この記事では、実際にこの水草を育てている私の経験をもとに、ハイグロフィラピンナティフィダの育て方を初心者の方にもわかるようにお伝えします。
ハイグロフィラピンナティフィダの特徴
ここでは、ハイグロフィラピンナティフィダの形や色、どのように育つかということについてお伝えします。
ギザギザの葉と緑の葉が特徴


葉の形は、細長いギザギザの形が特徴です。このような形の葉の水草はなかなかないので、少しだけ水槽内にあるとアクセントになります。
濃い水草とギザギザの形が入ると、レイアウトの野性味が増すので、ジャングルのような、そういった景色が好きな方には向いているかもしれません。
ライトの強さや光の当たり具合で色が変わる
ハイグロフィラピンナティフィダは、基本的には濃い緑色をしています。
しかし、光が強いライトを使用するとやや赤みがかった色合いになります。


成長後のサイズ
私の水槽では、葉の長さは10~15㎝くらいになっています。
また、上に伸びるだけでなく、根を出しながら横にも広がっていきます。CO2を添加している私の水槽では、石や流木のまわりで群生するほど広がりました。
活着しやすい水草
ハイグロフィラピンナティフィダは、活着して育つ水草です。



ほとんどの場合は石や流木にくっつけて育てます。
特に流木の根元などはスカスカになりやすいため、この水草を植えてあげるとボリュームを出すことができるのでおすすめです。
ランナーを伸ばす有茎草


この水草は、茎をのばしそこから脇芽を出すタイプの有茎草(ゆうけいそう)です。



水槽の環境によって縦に伸びたり、横に広がったりします。
ソイルに植えて育てた場合や、ライトの光が弱い場合には縦に伸びやすいと思っています。
また、石などに活着させた場合や、高光量のライトの場合は横に広がる傾向にあります。
私の水槽では、石に活着させてさらに高光量のライトを使用しているので、地面に沿って横に広がっています。
CO2あり・なしでのハイグロフィラピンナティフィダの育ち方の違い


ハイグロフィラピンナティフィダは、他の水草と同じようにCO2を添加すると葉の色合いもよく、ボリュームも増えやすいです。
しかし、CO2の添加はちょっとハードルが高いと思う方もいるのではないでしょうか。
もちろん、なくても育てることはできるのですが育ち方はけっこう変わります。
ここではCO2ありとなしの環境での育ち方の違いについてお伝えしますので、どのように育てたいかの参考にしてください。
ちなみに、初心者の方におすすめのCO2添加方法はこちらの記事をご覧ください。


CO2ありではボリュームが増えやすく成長が早い
CO2ありでは、横に広がるとともに、葉の量もかなり増えていきます。そのため、レイアウトの中で迫力が感じられます。
この水草が主役にもなれるので、もし存在感を出したい場合にはCO2を添加することをおすすめします。



私の水槽では、2週間くらいで茎が匍匐して広がっていきます。
特にCO2を添加すると葉から気泡が出てくる様子も見ることができるので、癒されます。
初心者の方でもわかるCO2添加方法についてはこちらの記事をご覧ください。


CO2なしでも育つが成長は遅い


実際に私もCO2なしの水槽で育ててみましたが、成長はかなり遅かったです。ほぼ伸びず、大きくもなっていない印象です。
枯れてしまうということはありませんでしたが、量はほとんど増えていかなかったですし、成長が遅いのでコケがつきやすいです。
もしCO2添加なしで育てる場合には、週1~2回位の換水をして水道水に含まれるCO2を、水槽内に入れてあげるとよいでしょう。
ハイグロフィラピンナティフィダをきれいに育てるために


ハイグロフィラピンナティフィダをきれいに育てるには、ライトと液肥がポイントになります。
ここでは、私が実際にやっているライトの使い方や点灯時間、液肥の入れ方についてお伝えします。
高光量のライトがあると赤くなりやすい


私は、Chihiros WRGBというライトを使っています。私のブログでもたびたび紹介している、光量の強いライトです。
このライトで育てていると、1週間~10日くらいで赤みが出てくるイメージです。



私は赤系の水草が好きなので、赤くなった姿のほうが好きです。


ライトの点灯時間は8〜10時間程度


私は、ライトの点灯時間を8時間程度にしています。
もう少し赤くしたい場合は、10時間程度にするとより赤みが出ると思います。
しかし、点灯時間が長くなるとコケも出やすくなるので注意が必要です。
適度な液肥を追加すると葉の状態がよくなる


液肥は、2日に1回くらい、カリウムを2〜3プッシュ添加しています。また、1週間に1回、鉄分などが入ったメネデールも入れています。
- カリウム:2日に1回、2〜3プッシュ
- メネデール(鉄分など):1週間に1回
液肥を添加するようになってから、葉の状態がよくなっています。


ハイグロフィラピンナティフィダの活着方法


ハイグロフィラピンナティフィダは、石や流木の隙間に差し込むだけで活着してくれます。
隙間がない場所には、接着剤を使うのもおすすめです。
石や流木の隙間に差し込むだけでいい
差し込むときは、石の隙間など、抜けにくいところにピンセットで差し込むようにしています。
1本ずつ差し込んでいくと、1週間ほどで活着しはじめ、2週間ほどでしっかり付く印象です。
根はランナーを出すような感じで伸びていき、石や流木をつかむようにくっついていきます。
接着剤でつけるのもよい
隙間がない場合には、接着剤で茎の部分をくっつけることもできます。
(こちらの画像はミクロソリウムの接着方法なのであくまで参考にご覧ください。)


やり方はかんたんで、石や流木に接着剤を付けて、切った茎を手で張り付けていくだけです。
濡れていてもくっつくのが、水草専用の接着剤のよさです。


私は、アズー(AZOO)アクアスケーピンググルー(水草水槽用・4g)を使っています。
ほかの活着方法は、陰性水草の記事でも紹介しているので、参考にしてください。


活着しやすい溶岩石がおすすめ
私は、溶岩石のほかに、青華石にもつけたことがあります。
ただ、溶岩石のほうが自然みがあって合うかなと思っています。
溶岩石は通販でも買えるので、水草と一緒に購入するとよいでしょう。


トリミングと差し戻しでの増やし方


ハイグロフィラピンナティフィダは、トリミングした茎を差し戻すだけでかんたんに増やせます。
ただ、増えすぎるとトリミングが大変になるので注意が必要です。
ここでは、増やし方とトリミングの注意点についてお伝えします。
トリミングした茎を差し戻すだけ
トリミングは、結構深めに切っても問題ありません。目安としては、上から15cmくらいです。
切った茎に、脇芽が4本くらい出ているのがいいと思います。そのほうが、脇芽が引っかかって隙間から抜けにくくなるからです。



私の水槽では、差し戻した茎が付かなかったことはありません。
増えすぎるとトリミングしづらいので注意
増えすぎると、いろいろなところに活着しすぎてしまいハサミで切ることが難しくなります。
また、切ったとしても離れないので手でむしり取らなくてはいけません。
さらに、石からむしり取ったとしてもすこし隙間に残ってしまうので見栄えが悪くなります。


広がりすぎてしまう前に、こまめにトリミングを行うのがおすすめです。
石に残ってしまった場合には、金属のブラシなどでこすり落としてあげてください。
葉の色が悪い・溶ける場合の対処法


ハイグロフィラピンナティフィダは丈夫な水草ですが、環境によっては葉の色が悪くなることがあります。
また、買ってきたばかりの株は、葉が溶けてしまうこともあるようです。
ここでは、それぞれの原因と対処法についてお伝えします。
葉の色が悪いときは液肥とCO2を見直す


私の経験では、CO2なし・液肥なしの状態では、葉の色がよくないなと思います。
そのため、色が気になるときは、液肥やCO2の添加を試してみてください
。私の水槽でも、液肥やCO2を添加することで状態がよくなっています。
導入後に溶けるのは水中葉への移り変わり
お店で売られている水草は、水の外で育てられた「水上葉」の場合があります。
水上葉の株を水槽に入れると、水の中に合った「水中葉」に生え変わる途中で、古い葉が溶けたり落ちたりすることがあります。
これは環境に慣れていく途中の変化なので、新芽が出てくれば心配いりません。



私の水槽では、導入してから葉が溶けたことはありません。
ハイグロフィラピンナティフィダはどこで買う?


ハイグロフィラピンナティフィダは、熱帯魚・水草の専門ショップやメルカリ、ホームセンターなどで買うことができます。



個人的には、専門のショップがおすすめです。
ここでは、買う場所ごとの特徴と、買ったあとにやっておきたいことをお伝えします。
基本は熱帯魚・水草の専門ショップがおすすめ
基本的には、熱帯魚や水草の専門ショップがおすすめです。
専門ショップは水草の状態がいいですし、実際に状態を見て買うこともできます。
売られ方としては、流木や石にすでに活着しているものや、ソイルに植えられているものがあります。
どちらを買っても大丈夫ですが、流木や石についているものは少し高いです。
安く買うならメルカリ
価格で考えると、メルカリがおすすめです。少量買えば、そのあとは差し戻しでどんどん増やせるので、安く手に入るのはうれしいですよね。



今までの経験では、状態がよくないものが送られてきたことはありません。
ただ、個人の方から買うことになるので、状態には注意が必要です。
ホームセンターでは水槽の状態をチェック
ホームセンターなどにも、置いてある場合があります。
ただ、コケだらけだったり、すでにスネールがいたりする水槽もあります。管理ができていないお店では、買わないことをおすすめします。


買ったら「水草その前に」でスネール対策


どこで買った場合でも、水草にはスネールや卵が付いていることがあります。
そのため、買ったときには「水草その前に」を使用してスネール対策をするのがよいでしょう。


ハイグロフィラピンナティフィダのよくある質問
- CO2なしでも育ちますか?
-
枯れることはありませんでしたが、ほぼ伸びず、大きくもならない印象です。ボリュームを出したい場合は、CO2の添加がおすすめです。
- 活着するまでどのくらいかかりますか?
-
私の水槽では、1週間ほどで活着しはじめ、2週間ほどでしっかり付く印象です。
- 葉を赤くするにはどうすればいいですか?
-
高光量のライトを使うと赤みが出やすくなります。点灯時間を10時間程度にすると、より赤みが出ると思いますが、コケも出やすくなるので注意してください。
- ソイルに植えても育ちますか?
-
ソイルに植えても育ちます。ただ、私の感覚では、ソイルに植えた場合は縦に伸びやすくなります。
- 買ってすぐに葉が溶けてしまいました。大丈夫ですか?
-
水上葉の株の場合、水中葉に生え変わる途中で古い葉が溶けることがあります。新芽が出てくれば心配いりません。
まとめ
今回は、ハイグロフィラピンナティフィダの特徴や育て方についてお伝えしました。
- 細長いギザギザの葉が特徴で、光が強いと赤みが出る
- CO2や液肥を添加すると、ボリュームが出て状態もよくなる
- 石や流木の隙間に差し込むだけで活着する(隙間がなければ接着剤)
- 切った茎を差し戻すだけで増やせるが、増えすぎる前にトリミングする
- 買うなら専門ショップ、安さ重視ならメルカリがおすすめ
この水草は、存在感があるわりに丈夫で増えやすいので、初心者にもおすすめできる水草です。
中景草としてとても見栄えがする水草なので、ぜひ一度使ってみてください。









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