この記事はこんな方のための記事です。
- 水流が強すぎて魚にストレスがかかっている
- 強い水流が苦手な魚にも、外部フィルターを使用したい
- シャワーパイプの水流の音が気になる
外部フィルターは、ろ過能力の高いフィルターです。
しかし、その分水流が強くなり魚にストレスがかかったり、水の音が大きくて困ったりすることもあります。
熱帯魚水槽歴13年になる私も、水流を弱めるために様々なことを試してきました。

そこでこの記事では、外部フィルターの水流を弱めて使用したい方の為に、水流を弱める方法についていくつか紹介します。
これを読めば、ご自分の水槽に合った方法で外部フィルターを使用することができます。
まず結論からお伝えします。
- 排水パイプを替える
- ウールマットを多めに入れる
- シャワーパイプの穴を大きくする
- 排水の向きを工夫する
- 水草を植える
では、詳しく説明していきます。
ちなみに、効率的な水流を作る方法はこちらの記事をご覧ください。

外部フィルターの水流を弱める方法
現在使用している外部フィルターをそのまま使用し、水流を弱める方法は次の通りです。
流れる水の量が減ると、必然的にろ過能力も落ちる可能性がありますので、その点はご了承ください。
排水パイプを換える

もっとも簡単な方法は、排水パイプを交換することです。
排水パイプの中には、水の勢いを小さくし、水流を穏やかにすることができるものもあります。
代表的なのは「エーハイム ナチュラルフローパイプ」や「ガラス製リリィパイプ
」です。
私はどちらも使用したことがありますが、現在はリリィパイプを愛用しています。
パイプを替えればいいだけなので一番簡単です。
しかも一気におしゃれな水槽になります!
中には「スピンパイプ」というさらに水流を弱めるものもありますので、参考になさってください。
ろ材にウールマットを多めに使用する
「予算の関係で、排水パイプを交換できない」という方には、ろ材を工夫することも考えられます。
ろ材の中にウールマットを多めに入れることで、多少水流が落ちることが考えられます。
ウールマットは目が細かいので、水の流れが悪くなりやすいためです。
ただし、先ほども申し上げた通り、目が詰まるとろ過能力も落ちやすいので、気を付けてください。
シャワーパイプの場合は穴を大きくする

シャワーパイプの場合は、1つ1つの穴を大きくすることも考えられます。
1つの穴が小さいと、どうしても穴から排水される水流は強くなります。
穴を広げることで水流が緩和されます。
ドリルや熱したドライバーなどで穴を広げるのがよいでしょう。
水流の向きで調整する

外部フィルターから排出される水の量は変えずに、水流の向きで緩和させることも1つの方法です。
ガラス面に当てて水流を調整する

シャワーパイプの場合は、ガラス面排出口をガラス面に向けることで、水槽内の水流を抑えることもできます。
ただし、その分水の流れが悪くなり汚れが溜まりやすい部分もできますので、排水口の向きをうまく調整してみてください。
水中から水面に向けて水流を調整する

ガラス面ではなく、水中から水面に向けて排水させるのも勢いを軽減させるために有効です。
ただし、排水パイプを交換するほどの効果は期待できないので、あくまで「微調整」といったところです。
水草を植えて水流をガードする

フィルターの水流を弱めるのではなく、水草を植えて水流をガードすることも考えられます。
できるだけ背の高い水草を入れてあげると、全体の水流が抑えられるのでおすすめです。
初心者にもおすすめの水草
しかし、通常はそこまでの器具は持っていないことが多いので、強い光や二酸化炭素がなくても育ちやすい水草を紹介していきます。
- カボンバ
- アナカリス
金魚水槽やメダカ水槽などによく用いられるのはカボンバやアナカリスなどです。
こちらは比較的育てやすいため、おすすめです。
本格的に水草を育てたい方はこちらをご覧ください。

まとめ
ここまでをまとめます。
水流を弱めたり、調整したりする方法は以下の通りです。
- 排水パイプを替える
- ウールマットを多めに入れる
- シャワーパイプの穴を大きくする
- 排水の向きを工夫する
- 水草を植える
この中では、排水のパイプを交換することがおすすめです。
外観も損ないませんし、手間が一番かからないからです。
アマゾンのパイプは手に入りやすい価格になっているので、ぜひ試してみたください。
それではまたお会いしましょう。