トラブル・コケ対策

【意味がないって本当?】水草水槽の夜間エアレーションの必要性について解説!

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・夜間は音がうるいさいから、できればしたくないんだけど・・・
・水はねも気になるし、エアレーションって本当にやらなきゃだめなの?

エアレーションは必須ではありません。
しかし、行うことで圧倒的なメリットが得られます。
夜間はしっかりとエアレーションをしましょう。

エアレーションは音もしますし、水はねもするので、「できればしたくないなぁ」と考える方も多いですよね。

中には「エアレーションってあんまり意味ないんじゃない?」とすら思う方もいるかもしれません。

水草水槽において、エアレーションは「絶対にしなければならない」というわけではありません。しかし、エアレーションをすることで得られるメリットは計り知れません

確かに音や水はねは気になるところですが、それを補うだけのメリットがあります。

エアレーションのメリット

①水草の呼吸を助け、生き生きと育てることができる
②バクテリアが増え、コケが生えなくなる
③油膜を消す・防ぐことができる
④気泡によって水の循環がよくなる
⑤生体(熱帯魚・エビなど)が長生きする

①水草の呼吸を助け、生き生きと育てることができる

1つ目のメリットは、「水草の生き生きと育てることができる」です。
水草水槽を管理しているのですから、水草は健康に育っているほうがいいですよね。

水草水槽では、昼間はCO2(二酸化炭素)の添加が必要不可欠です。これにより水草は「光合成」を行い成長していきます。

逆に夜間はというと、人間と同じ「呼吸」を行います。

呼吸では酸素を取り入れ、二酸化炭素を放出するはたらきに変わります。夜間のエアレーションを行うことで、呼吸のはたらきを助けることができます。

ここでもしエアレーションを行わないと、夜間は酸素が足りなくなることになり、水草がうまく育たないことになります。

呼吸を助けてあげることで、水草は生き生きと育ってくれます。エアレーションをしない手はないでしょう。

②バクテリアが増え、コケが生えなくなる

2つ目のメリットは「バクテリアが増え、コケが生えなくなる」です。

バクテリアは有害な物質を分解してくれる大切な存在です。バクテリアが増えることでコケの発生が少なくなり、水もキラキラと透き通ってきます。


そんなバクテリアも生き物ですから、人間と同じように酸素が必要になります。
エアレーションをすることで、バクテリア死滅を防ぎ、減っていくことを防いでくれます。

③油膜を消す・防ぐことができる

3つ目のメリットは「油膜を消す防ぐことができる」です。

油膜は、水面に出る白っぽい膜のことを言います。
水中の余分な栄養素や、バクテリアの死骸などが原因とされています。

油膜が嫌われる理由は次の通りです。

油膜が嫌われる理由

①見た目が悪い
②水面と空気が触れなくなる

油膜は見た目が悪くなるだけでなく、水槽のコンディションを落とすことにもつながります。特に、水面と空気が触れなくなるのが最悪です。

通常、水面は空気と触れているため、量は多くないですが酸素を取り入れることができます。また、過剰なCO2を空気中に逃がすことにもつながるので、生体や水草を守ることにもつながります。

しかし、油膜があることでこれをシャットアウトしてしまうので、水面を密閉したような状態になります。

ただ、これもエアレーションで解決することができます。夜間にエアレーションを行うことで、ブクブクと水面を泡立てることで、水面を循環させ油膜を消すことができます。

また、バクテリアにもよい影響を及ぼすので、発生するのも予防してくれる効果もあります。

私も以前油膜に悩まされましたが、夜間のエアレーションを行ってからほとんど出ることがなくなりました。

④気泡によって水の循環がよくなる

3つ目のメリットは「気泡によって水の循環がよくなる」です。

エアレーションを行うと、気泡がブクブクと発生して、水が下から上へと移動します。
通常、汚れは下のほうに溜まっていますので、下から上に循環させることで汚れが溜まるのを防ぎます。

循環がよくなると、フィルターに汚れが吸収されやすくなり、定期的にフィルターを掃除することで汚れを水槽内に残さないことにつながります。

外部フィルターの掃除の頻度については外部フィルターの掃除の頻度は?掃除の仕方について解説!をご覧ください。

⑤生体(熱帯魚・エビなど)が長生きする

5つ目のメリットは「生体が長生きする」です。

特にエビは酸素の量に敏感です。夜間にエアレーションをしなかった水槽としている水槽のエビの様子を比べましたが、エアレーションをしているときのほうがエビは活発に動いていました。

エアレーションをしなかったときには朝になってエビが赤くなって死んでしまうこともありましたが、酸素を送り込むことで死んでしまう確率も下がりました。

魚はそこまでシビアではありませんが、同じ生体ですから酸素を取り入れてあげるのはプラスに働きます。

まとめ

以上夜間エアレーションを行う5つのメリットについてお伝えしました。

エアレーションは水はねや音など気になるところもありますが、そのデメリットを大きく上回るほどのメリットがあります。

水槽の調子がよくなる実感がもてるくらい、変わっていきますので、ぜひエアレーションをしていきましょう。

それでは、またお会いしましょう!